インドカレーの『SHIVA』

シンさんとママさん

つい最近のアエラ誌 ’06.9.11/NO.41に
特集『人生変えたカレーの恍惚』のタイトルで
私の行きつけのひとつ、インドカレーの店”SHIVA(シヴァ)”が載っていた。
福岡市の南に位置する長住(ながすみ)3丁目の地に
インド人のシンさんと日本人のママさん二人で質素に頑張っている店である。
シンさん(75歳)とママさん(ちなみに私の高校の先輩)‥
このお二人の人間性が良い、
特に頑固で寡黙なシンさんのつくるカレーは、派手さはないが天下一品!
家族で開店以来よく利用させてもらってる店である。
私の家族及び身内一同は全員ここのカレーの大ファン、
外食と言えば”シヴァ”と云うほど、何かと云えば食べに云っている。

昼のランチの時は、
私はいつもAランチ(タンドリーチキンやシシカヴァブ、ナンと野菜カレーのセット)
女房殿は日替わりのサービスランチをいただく。
食事の後に必ず出してもらえるチャイが、ここのはこくがあって美味しい。
他のインドカレーの店と違って料理はシンプル、
だけど何故かハマッテしまう味である。
私が紹介した人達は、だいたいハマッテしまって、
私に内緒でよく利用してると聞く。

話は変わるが、
永年のお付き合いであっても、意外とシンさんの身の上話は全く知らない。
しかし今回アエラ誌を読ませていただいて驚きである。

壮絶な人生、現在の平和ボケの日本人には想像を絶する生き方!

パキスタンとの国境パンジャブ州の出身、ヒンズー教徒とイスラム教徒の
激しい抗争で一家全員を失い、ただ一人生き残る。
それから10代半ばまでお決まりの、ストリートチルドレン…
路面に向きだしになり破れた配管の水で身体を洗い、夜は商店の軒下が宿。
天職のインド料理のコックになるまでの厳しい、
まさに翻弄されるという言葉がぴったりの人生。
そんなシンさんも、日本に来て30年…
今は、そんな過去が有るなど感じられない素朴で質素で優しい
ヒゲが立派なおじいちゃんである‥? 怒られるかな
興味ある人は、是非立ち寄って食べてみて下さい!
味は保証します。

コメント

  1. yutaka より:

    ”SHIVA(シヴァ)”は、懐かしいですね、良く行ってましたね、なかなかあの近くに行くことがなくなって、最近いってなかったですが、またいきたいですね、でも、すごい人生を送られていたんですね、驚きました。

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