ステンドグラスへの想い 34 第1回ステンドグラスアート・九州会作品展

☆2009年7月9日(水)~7月14日(火)
  ・am10:00 ~ pm8:oo(入室はpm7:30まで)/最終日はpm6:00まで
★福岡アジア美術館 8階 交流ギャラリー
  福岡市博多区下川端3-1 リヴァレインセンタービル
  ・問い合わせ先/092-263-1100
  ・http://faam.city.fukuoka.jp
☆協賛/・(株) がらすらんど ・(株)十 條 ・ ロペックスインターナショナル(株)
☆後援/・西日本新聞社

※福岡アジア美術館の規則により、生花、花輪などは花粉でフロアーを汚したり
 画布や木製類などを食害する昆虫が付着している恐れがありますので、
 お断り申し上げております。 
 誠に恐縮ですがご理解とご協力、切にお願い申し上げます。

  ー共同開催ー 

★「グラスアート トレードショー」/ がらすらんど
  ドイツガラスの正統、ランバーツガラスが織り成す世界。
☆7月10日(金)pm.12:00 ~ pm.5:00 オープンデー
☆7月11日(土)pm.2:00 ~ ・レクチャー/『次世代に繋ぐ』高見俊雄
               ・ステンドグラス歴史研究家 「小川三治の世界」著者
                田辺千代
☆7月12日(日)am10:00 ~pm4:00 ・スライドレクチャー/ランバーツグラス・
 デリックスタジオ・ナルシサス クアグリアタ/ワンポイントレッスン 
フュージング テクニック  藤井瞳 / タイトリ社 ガラスに使う薬品説明
☆参考出展 オーダー家具『工房我楽堂』・アトリエ BOO

 第1回ステンドグラスアート・九州会の旗揚げ作品展の準備が着々と進んでいる。
DM・ポスターのデザインも決定し、印刷の段階に来ました。
原稿デザインの校正、校正、再校正、さらに再々再…校正、好きな事とは云え大変です。
作家9人の作品構成、顔が1人1人違うように作品も各々サイズも形体も別々で、
公平にまとめるには、私の単細胞の頭では精々この程度のデザインが限界でした。
しかし、本当に作品を観たければ会場に来ないと観られない…と云う
半分謎かけの部分も含めています。

作品展の内容も徐々に決定、作品点数はパネル/立体を含め約36点前後に
なりそうです。 基本的には1人4点で進めています。

 9人の作家1人1人が純粋に手弁当、自費で賄う作品展。
有りそうで無かった業界の中で、利害関係にある作家達の垣根を越えた協力…
初試みだからこそ大変意義がある事だと思う。
また更に初ものづくしは、業界の中で特に利害関係の強いはずの問屋3社の方々が
同じように垣根を越えて、今回協力し協賛してくれた事です。

この場を借りて、㈱がらすらんど / ㈱十條 / ロペックスインターナショナル㈱ 様に、
心から感謝、御礼申し上げます。

後援も福岡地元の新聞社、西日本新聞と産経新聞九州総局2社に決まり、
さらにNHK福岡放送局/RKB毎日放送が取材してくれる予定に成っています。 
あと1・2社増えてくれたら御の字ですね。

 この会期中、同じフロアーの“あじびホール”では、7月10日・11日・12日の3日間
共同開催と言うことで、㈱がらすらんど主催の『グラスアート トレードショー』が
行われます。
これも調べたところ、地方で行うワークショップは業界初めての試みと聞く、
まして作家達の作品展と協力しあってのイベント同時開催など初めての事です。

 会期中11日(土)pm2:00から、恐れ多くも私目が「次世代に繋ぐ」という
タイトルでレクチャーをさせて頂くことになりましたが、
私よりも素晴らしいのは、特別ゲストで“小川三知の研究”で有名な
ステンドグラス歴史研究家の田辺千代さん(NHK,新日曜美術館出演)が
九州福岡の地でレクチャーしてくれるそうです。
この方の話は、是非聞く価値あると思いますよ、私も正直楽しみにしてます…
作品展が日に日に深く、私共の思惑以上に、見応えのある内容に進化して行くのは、
大変喜ばしい事ですが、反面本音を云うと少々怖さを感じ始めております。
プレッシャー大きいですね…、私を含め参加作家みんなが心して掛からないと
辱をかく事になりかねないと思います。

 とにかく初めの一歩を踏み出しました。
社会状況を考えてみても前途多難な船出…無謀な行動に移るかもしれません。
しかし、今だからこそ次世代に繋ぐ事を、1人1人が真剣に考えなければ成りません。
正直言って、将来を見据えた上で現状を考えれば考える程危機感を感じ、無謀と言われても
今回どうしても行動に移さざるを得ませんでした。
9人の仲間も、そして協賛してくれた問屋3社も、業界の将来と次世代に繋いでいく事を、
常日頃真剣に考えていたからこそ、垣根を越えて協力してくれたのだと思います。

まだまだ声を掛けたい実力のある作家達がいます。
近い将来同じ志のもと、一緒に歩んでいきたいと願っています。

 とにかくこれからが正念場です…この行動が九州ルネッサンスとなり、
将来日本のステンドグラス業界のルネッサンスへと、一石を投じる大きなうねりに
成るよう心から願っています。(ちょっと恐れ多いかな…)

コメント

  1. いとう より:

    親方!
    搬入はお早めにお申し付けください。

  2. 楢崎 春美 より:

    ステンドグラスアート九州会とても楽しみにしています。私も、ある方のステンドの本(柴田勝己氏)と出会って、作品を数点戴き、光の包み込む優しさに感動した一人であります。  感動が高じて、私なりに、好き勝手に作っていますが、高い壁に、突き当たりつつでも、ガラスのひと欠片が可愛くて、愛おしくて、日々小さな部屋で遊んでいます。子供や孫に私の生きた証としての優しさ、慈しみを残せたらと願って、ガラスと接しています。
    九州会のご成功を心よりお祈りいたしております。
    作品に出会える日を楽しみにしております。

  3. 篠原美智子 より:

    先日は素晴しい作品展拝見させていただき、心が奮い立つ思いでした。これからのステンドグラスを憂い行動を起こされる姿、背を押されます。多くのステンドグラス作家も自己研鑽をすべきとおっしゃっていた言葉が励みになります。昨日、弟9回ステンドグラス美術展の入選通知が届きました。これからも、立ち止まって観ていただける作品製作に取り組みます。 阿蘇のボランティアお伺いしたいのですが、母の状況次第です。お伺いできない場合は申し訳ありません。

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